節約家必見:今日のおかねニュースと家計対策
最近の経済ニュースを踏まえつつ、家計を引き締めたい人向けに“節約につながる視点”を交えてお伝えします。
コアCPIの上昇率が鈍化:物価高のピークか
2025年8月のコアCPI(≒生鮮食品を除いた消費者物価指数)は前年同月比で+2.7%。7月の+3.1%から鈍化し、9か月ぶりに3%を下回りました。市場予測と一致しています。 (Reuters 日本語版)
この鈍化には、政府の電気・ガス料金補助金再開措置や、食品価格上昇の一服感が寄与しているとの分析もあります。 (同上)
実質賃金の伸びの弱さ:給料より物価が速く上がる?
名目賃金(総支給額)は上昇傾向にあるものの、物価上昇を差し引いた実質ベースでは苦戦が続いています。つまり、給料の伸びよりもモノやサービスの値段の上昇スピードが速いため、実質的な購買力が低下している可能性があります。
家計に活きる節約戦略
こうした背景をふまえて、今日から始められる節約・家計管理のコツを3つご紹介します:
- 補助や支援制度は情報キャッチを怠らない:電気・ガスの補助金再開など、公共料金の支援策が物価上昇抑制を図る効果を持つ可能性があるため、自治体・国の支援制度を定期的にチェックする。
- 固定費見直しを最優先に:光熱費、通信費、保険料、サブスクなど、月々かかる費用は見直し余地が大きい分野。特に物価上昇局面では、変動費より固定費の無駄を削ることが効果的。
- まとめ買い・先取り購入は慎重に:物価の上昇が鈍化する兆しがあるとはいえ、それを見越して必要以上に買い溜めすると、かえって捨ててしまうリスクも。まずは日用品・必需品の在庫チェックと最小限の先取りが無難。
まとめ:物価ピークアウトを味方に
コアCPIの上昇率鈍化は、物価高の山を越えつつある兆しと読めますが、依然2%超の水準が続いており、家計への圧力は残ります。実質賃金の弱さも無視できず、支出の抑制と賢い固定費管理が重要になります。補助制度・支援策の動きをアンテナ高くキャッチしつつ、無駄を省く生活スタイルへの見直しこそが、今後の家計防衛につながるでしょう。

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